自分が赤ちゃんの時、どんな動きをしていたか覚えている人はほとんどいない。
もちろん、寝返りをうつ、ハイハイする、つかまり立ちする、など一般的な人としての進化過程のようなものは経験的に知っているけれど、どんな環境の中で、どんな動きを多くあるいは少なく行なっていたか、というのはほとんど運任せの領域。
でもその動きが刺激となり、私たちの中枢神経を統合し、育てていく。
誰もが赤ちゃん時代に行われていた「原始反射」呼ばれる特定の刺激に対する反射運動もまた、自然な動きの中で統合されていくべきものだけれど、諸条件によって何か統合が不全なところがある場合もあり、それは今大人として生きる私たちの「動きの質」に関わってくる。
「わかっちゃいるけど、なんでかできない」
「体と頭が繋がって動かない」
私にもある、そんな感覚。
例えば「背骨が滑らかに動く」ということに関しては、決定的に「自分、不器用なんで」と急に高倉健みたいなことを言いたくなるし、もし自分の体が滑らかに動いたら、ある種のアセンション(次元上昇)ができるんじゃないかとすら思っている(笑)
私の背骨が滑らかに動くかどうかは、世界に対して影響を与えないけれど、例えば音楽家やオリンピック選手のパフォーマンスに影響しているとすれば、原始反射の統合はものすごい大事な訳で。
いずれにしても「動きの質」がもっと上がれば、私たちはもっと幸せに軽やかに、生きていくことができるのではないか。
ということで、嵯峨 慈子先生による原始反射統合のクラス@ボディケアジャパン。
今回のテーマは「背骨」「背中」。
まずは「過去の自分の体」に思いを馳せ、どんな原始反射統合がなされていて、何がなされていないか、四つん這いや立位でチェックしていきます。
やりにくいところ、ワークしてみたいところを見つけたら、今回はヨガで言うところの「キャット&カウ」のような動き、つまり四つん這いの状態で、背骨を丸めたり反らせたりする動きを行います。
ただし、この時ペアになった人に背骨の棘突起を腰椎から一つずつ、軽く刺激してもらい、その骨だけを動かすような感じで行う。
「タッチ」のマニアでもある私ですが、この「触れる」がかなりポイントだと感じました。
ただ、この場合大事なのは「触れ方」と言うよりは「触覚刺激を目的箇所に入れてあげる」こと。
「体」の認知機能をあげる。脳と神経の対話をさせ、理解しあうような感覚。
原始反射を統合することで、意図して動ける能力が高まる。
いや、もうこのちょっとしたことで、背骨が滑らか!ふわふわ軽〜い!歩く感覚も全然違う(笑)
お願いだから、誰か毎日私の背骨を触れにきてほしいとすら思う(笑)
そして、「いつもやっているあの動き」が、実は原始反射統合に役立っていることも多いのではないかと思うので、あらゆるボディケアに携わる人は「原始反射」知っておくといいと思います!
「ブレインジム」をテーマにした脳力開花のもう一つのクラスで使った「パフォーマンスアップ」のための、AROMA&CARD。
嵯峨さんのディレクションだそうです!
さすがIFPAアロマセラピストチューター♪良い香りでした。
■ご予約可能日
12月28日(土)29日(日)30日(月)
新年は1月4日からご予約可能です。
時間は下記よりご確認ください
https://yurikokomatsu.com/reservation
■開催予定の講座
「触れて癒す〜クオリティ・オブ・タッチ」(残席1名)
日程:2020年1月17日(金)
時間10時〜17時
詳細:https://touchforworld.amebaownd.com/posts/579499
「エフルラージュ上級:サウザンハンド&ロングストローク」
日程:2020年1月29日(水)
時間:10時〜17時
詳細:https://touchforworld.amebaownd.com/posts/878428
■スクール
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