BIOGRAPHY

2002年から始まったセラピスト・ライフ
23年の変遷と軌跡をご紹介いたします

■セラピスト黎明期「音楽業界」から「五感業界へ」

大学卒業後、大手レコード会社宣伝マンとして8年勤務。「好き」が仕事になる喜びがある一方、不規則で多忙な毎日にストレスケアの重要性を感じる。そんな中で「香りが心に作用する」ことに惹かれ、アロマセラピーから自然療法の入り口に立つ。音楽業界という視聴覚が優位な世界から触覚や嗅覚が優位なセラピストの世界へ「五感業界」の中で転身する。

2003年より大手ホテル・スパやクリニック併設のメディカル・スパでセラピストなど様々な現場でセラピストとして活動。また、自然療法の国際総合学院でのセラピスト育成や、セミナー講演など、ホリスティック&ソマティック・ヘルスケアのプロフェッショナルとしてメディアや企業においての講師活動も行う。

■ソマティックの総本山「エサレン®︎ボディワーク」との出会い

様々なボディ・ワークや自然療法を国内外で学ぶ中で、現在に至る大きな指針となったのは「身体を通じて心にも触れる瞑想」のような、エサレン®︎ボディワークとの出会い。2006年、バリ島に1ヶ月滞在しながらあらゆる「ソマティック」の総本山とも言えるエサレン®︎ボディワークのトレーニングで学んだ「セラピーは気づき(アウェアネス)のアート」という概念は、自身のセラピー・スタイルに大きな影響を与える。

特に「タッチの質」を大事にするエサレン®︎ボディワークのスタイルには感銘を受け、あらゆる「触業従事者」や、全ての人に「タッチ」の大切さを届けるべく「触れて癒す~クオリティ・オブ・タッチ」のクラスを開催。さらに「タッチ」を啓蒙するべくセラピストが集まった「日本タッチ協会」では理事を務める。

■遊牧民のようにセラピーを「NOMADIC BODYWORK 」

モロッコへの旅にインスピレーションを得て、「定住型」である通常のサロンワークとは異なる、遊牧民のように場所を移動してセラピーを展開するセラピスト集団「NOMADIC BODYWORK ORGANIZATION」を主宰。

「場とのコラボレーション」をテーマに様々なイベントを企画&運営する。「Summer Sonic」「Green Room Festival」「ap bank’fes」「BLUE NOTE JAZZ FESTIVAL」「PETER BARAKAN’S LIVE MAGIC!」「坂本美雨 DIRECT MIUsical」「フジオロックフェスティバル」「坂本龍一 commmons 10 健康音楽」など、音楽フェスティバルへのセラピー出店導入のパイオニアとなる。

▶︎講演・イベント実績

■心身を統合する禊セッション「ヴァイタル・タッチセラピー」


タッチングや自然素材を使ったセラピーによる「リラックス」が心身の隅々まで染み渡り、時に「治療」にはできない領域の癒しを引き起こすことを実感する中で、2012年12月、広尾に自身初のセラピー拠点となるサロン「corpo e alma」での活動を開始。

今まで学んだエサレン®︎ボディワーク やアナトミートレインに基づく筋膜リリース、精油、温冷のストーン、クリスタル、音叉などを統合し、自身のエナジェティックな性質を生かしたメソッド「ヴァイタル・タッチセラピー」を提唱。その技術の全てを伝える「Touch for World Therapy School」もスタートする。

2014年より南青山のプライベート・アトリエに場所を移す。よりクライアントのバックグラウンドを理解した密度の濃い「パーソナル」なスタンスで、コンシェルジュ的なアドバイスとオーダーメイドの施術を行うことをテーマとし、セラピー・セッション活動を行う。

▶︎ヴァイタル・タッチセラピーご予約

■「セラピー」を拡大解釈する活動

「セラピー」の概念を拡大させ「読むセラピー」として「ライフハッカー[日本版]」「健康3.0へ導くWEB MEDIA マゼラン」での連載、「honeyee.com」ブロガー、専門誌「隔月刊 セラピスト」など執筆活動も多数。また独自の発信スタイルが注目を集め、元音楽業界宣伝マンとしての立場から、持続可能で豊かな感性を引き出すSNS発信のオンライン講座「ソマティック・プロモーション」も開催する。

インスタ LIVEでは、心と身体の弾力を取り戻すティップスをゲストと対話する「ソマティック・ダイアログ~心と身体をつなげて生きる」を発信。コロナ禍においては「ボディケア・ジャパン」「CHILL SPACE」「ソマティック・フェスタ」オンライン・イベントやスクールの企画・ディレクション依頼も多数手掛ける。

■そして「身体共鳴」へ

ソマティックからエソテリックまで扱うセラピストとして20年以上活動する中で、2021年より、「惑星音叉」や「Yielding Embodiment® (イールド・ワーク)」など身体や空間の共鳴を用いた施術分野への興味を深める。より本質的な人間全体の癒しを探究を目指し、2023年「身体共鳴研究室」および「鎌倉別室」を開室。今までとはちがう視座で「間合い」「空間」「共鳴」をキーワードとした実験的なセラピー・セッションを行なっている。