「あなたは、なにか祈りをしていらっしゃるんじゃないの?」
と、施術が終わった直後に言われた言葉にギュンときた。
なんだかすごく大事なお告げをいただいたような。
私が大分に来るきっかけであるマグダラのマリアの旅。
そこで出会ったのは、今回お世話になったブルーマーケットの尚美さんだけではなく、そのお母さんの百合子さん。
なんと同じ名前でご縁を感じる。
聖母マリアの象徴である百合の花の名を持つ私たち。
御年89歳のお母さんはクリスチャン。
超お元気だけれど、小さな身体が西洋人の大群に挟まれるのを見て自然に芽生える「お母さま、お守り申す!」の心。
イスラエルからフランスまでの長旅の間、その巡礼の旅路を十字軍の前世を思い出すような気持ちでご一緒させて頂いたのでした。
そんなお母さんにも大分で再会し、「クオリティ・オブ・タッチ」のセッションが終わった後に頂いたのが、冒頭の言葉。
なんというか、お母さんが発する言葉は霊的に研ぎ澄まされているような感じで、何気ない一言がスカッと胸に刺さる。
私が東京でどんな生活をしているかを説明した時には「今あなたは、ほんとうにやりたい形で生活しているのね。」と。
他の誰かに言われたら、「いやいや、もっとこんな風がいいんですよ」とか、反射的に言葉を返すと思うけれど、お母さんの言葉はハートの奥の向こう側の世界から発せられているようで。
「。。。。?!そうなのかも!」と、体に落ちる。
施術の間、祈っているのかと言われたら、そんなに意識はしてなくて。
むしろ皮膚、筋肉、筋膜、骨、関節など物質的な肉体に集中している。
でも、その人の「魂の乗り物である肉体」に意識を向け続け、丁寧に触れてゆくことは、それ自体が「祈り」なのかもしれない。
「あなたがセレモニーをする、のではなく。あなたがセレモニーになるのです。」
ネイティブアメリカンのシャーマンにストーン・メディスンを学んだときに言われたこと。
そういうことなんだろうな。
他にも大分では尚美さんのご自宅をお借りして、何人かの方に「クオリティ・オブ・タッチ」のセッションを御体験いただきました。
使い慣れた布とティンシャ、香りと音楽で即席のセラピー空間が完成。
そんな風に4日間「タッチ」というコミュニケーションを横目で見ていたのは、尚美さんの娘のアリアちゃん。
夕食を食べながら「これ習ったのよ〜」と、尚美さんが少しタッチをしてあげると、目を閉じて気持ち良さそう。
そして即座に「アーちゃんもやる!」と、お母さんにお返しタッチ!
「気持ちいい!」「わたしもやりたい!」子どものタッチに対するモチベーションはシンプル。
だからこそ、「癒してあげる」的な余計な押し付けの優しさなど一切なく、脱力した柔らかい手で触れるそのタッチは極上の癒し。
大分に「触れる」旅。
「大嘗祭」という日本で一番の神事が行われていた裏で起きた、こうした小さな日常の延長のような旅もまた、神聖なものだと思うのです。
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12月22日に令和元年の締めくくりとなる「タッチ」のワークショップを開催します。
日本タッチ協会代表の有本 匡男 さんとのW講師です。
「ボディケアジャパン」というイベント内で、一応は触業従事者にむけての内容ですが「触れる」に興味がある方ならどなたでもご参加いただけます。
やわらかい手でタッチしていくことの大切さ、奥深さに触れにきてくださいね。
■開催予定の講座
「SNS時代の集客に必須!ボディケア従事者のための感性的ライティング@ボディケアジャパン」
「生命力を引き出す!触業従事者のための「癒しの手を創る」セミナー@ボディケアジャパン」
日程:12月22日(日)
場所:IYC神保町
詳細&お申し込み:http://bodycare-japan.com/instructor_komatsu.html
■セラピーご予約可能日
11月21日、23日、24日、25日、27日、28日、29日
12月以降もご予約を承っております。
お時間確認とご予約は下記からどうぞ。
http://yurikokomatsu.com/
■スクール
https://touchforworld.amebaownd.com
リクエストに応じて開催いたします。お気軽にお問い合わせください。